イサゴールの食物繊維で腸を元気に!

腸が不調ならイサゴールで回腸

腸の運動を活発にさせる食材「オリーブオイル」

古くからオリーブオイルは、人間の体の健康維持に活用されてきました。最近は,特に女性の美容の面から注目されています。

たとえばイタリアでは、子供の便秘の予防にティースプーン1杯のオリーブオイルを毎日摂取させることが、日常的におこなわれてきました。

海外旅行に行くと、それまで便秘とはまったく稼がなかった人でも、環境が変わって緊張するためか便秘になりがちです。ところが、イタリアを中心とするオリーブオイルを積極的に摂取する地中海沿岸の地域を旅行する場合には、まず便秘に悩まされることはありません。

快調な便通の鍵は、オリーブオイルに多く含まれるオレイン酸によるものです。アメリカの学者ミカエル・フィールドは、動物の空腸(小腸の一部) に、オリーブオイルとこれまた便秘対策に昔から使用されてきた「ひまし油」を流して、それぞれの油多く含まれる脂肪酸(オリーブオイルではオレイン酸、ひまし油ではリチノール酸) が、食べ物の消化・吸収をつかさどる小腸で、どのように働くかを比較する実験を実施しました。

その結果フィールドは、腸に油を流して30分後の値を比較すると、オレイン酸のほうがリチノール酸に比較して小腸に吸収されにくいというデータを得ました。つまり、オレイン酸を含むオリーブオイルは、短時間では小腸で吸収されにくいのです。その結果、比較的多めにオリーブオイルを摂取すると、小腸であまり吸収されずに小腸を刺激し、また食べ物の残直に混じることで腸内でのすべりが良くなることが判明したのです。

 

ここで、実際の一例です。常習性便秘症の患者さんの中でも、大腸メラノーシスを伴うような比較的強い便秘と、大腸メラノーシスを伴わない比較的軽い便秘に分類しました。

そして、アントラキノン系薬剤(センナ、ダイオウ、アロエ) の配合の少ない漢方製剤(防風通聖散) と化学合成の下剤であるラキソベロン錠を2週間服用してもらいました。

その後、さらにアントラキノン系薬剤の2種の薬剤を減量するための食事療法として、エキストラ・バージン・オリーブオイル30 ml (大さじ2杯)を毎日の朝食時に2週間にわたり摂取してもらいました。

 

その結果、大腸メラノーシスを伴う便秘症の40では、下剤からの離脱こそできなかったものの、すべての例で下剤の服用量を減らすことができました。さらに、大腸メラノーシスを伴わない24例では、下剤からの離脱1例、下剤服用量減量が2例認められました。

このように、オリーブオイルを摂取した64例中63例で下剤からの離脱または服用量の減量が可能となりました。

 

また、特に便の性状が硬かった方では、普通の便にまで改善できたことが認められました。以上のことから、便秘で悩んでいる患者さんにとってオリーブオイルによる食事療法は有用であることが確認できました。

さらに、特に下剤を常用していなくても、ときどき便秘を認めるような人に対しては、朝食時にオリーブオイルを5~10 ml程度、便秘の程度に応じて摂取すればよいこともわかってきました。

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