イサゴールの食物繊維で腸を元気に!

腸が不調ならイサゴールで回腸

腸の運動が低下している人向けの腸内リセット法

すっかり調子がおかしくなってしまった腸を、リセットしもとのまっさらな状態に戻したい。

そんな方たちの要望に応えるべく対処法が「腸内リセット法」です。腸内リセット法というのは腸の専門家が推奨するものは、さまざまな方法があります。

ここで紹介するのは、食養腸の素材を組み合わせた腸内リセット法です。これは、軽い便秘の人向けの方法です。重症の場合ではなく軽いケースの場合です。

●1日目

たまっていた便を出し切る

腸内リセットの1日目は、たまっていた便を出しきるところからスタートします。ここで使うのはアントラキノン系の下剤ではなく、体に負担の少ない硫酸マグネシウムなどの下剤です。

なお、リセット1 日目は食事は摂らず、水分としてはファスティングジュースだけを摂ります。そのため、リセットを始める日は週末か休日をお勧めします。

●2日目

ビフィズス菌製剤を飲む

便を出しきったら、すぐにビフィズス菌製剤を多めに服用します。ビフィズス菌は腸内に生息する善玉菌を増やし、腸内細菌のバランスを改善するといわれています。腸内細菌は食べ物などの影響を受けやすいので、下剤によって腸の中をきれいにしたところへ素早く入れる必要があります。

●3日目

善玉菌ジュースを飲む

ビフィズス菌製剤を飲んで約5時間後に、ファスティングジュースを飲みます。このジュースは、ビフィズス菌のエサ(栄養分)となります。腸内の善玉菌を活性化させるためには、とても重要なものです。ジュースは、バナナやリンゴなどペクチン(酸性多糖類) を含む果物でつくります。

ペクチンは、分解されるとドロドロになり、腸内の善玉菌を活性化させる働きがあります。なお、このジュースは2 日目以降も毎日飲むようにします。

ジュースの材料になるバナナ、豆乳、はちみつなどには、オリゴ糖が含まれています。また、ヨーグルトにはビフィズス菌が含まれています。したがって、これだけで腸内細菌を活性化させるスペシャルドリンクの出来上がりです。

なお、つくるのが難しい人は市販の野菜ジュースを利用してもかまいません。このファスティングジュースを飲むと、ちゃんとした食事を摂らなくても最低限の栄養分も確保できます。しかも、消化に負担がかからないので、腸を休ませることもできます。

腸に休息を与えることで消化や吸収、運搬、代謝、排泄を担う腸管の粘膜細胞がよみがえり、これによって腸の機能が高まるというわけです。

●2日目~7日目

2 日目からは、きれいになった腸を健康な状態に変えていくための食事療法を開始します。ここで「食養腸」のための食材を摂取していきます。

腸を元気にするためには、脳の働きがバランスよく保たれていることも必要です。腸のバランス、脳のバランスというと抽象的な言葉に聞こえますが、腸の機能が滞りなく働くために必要な要素の1つと考えればよいでしょう。

腸のバランスそのものを考える法則として、「腸プラス・腸マイナスの法則」が重要です。

 

腸に関連するみ脳の働きについては、3万人の腸を診てきた経験から深いつながりを感じています。その中で、腸と同じように脳についても、腸の動きとリンクした「脳プラス・脳マイナスの法則」があると考えています。たとえば、強い緊張状態が続くと交感神経が優位になります。すると、腸の運動が低下して便秘をしやすくなります。これは「脳マイナス」といえるでしょう。

一方、仕事などから解放されると、脳がリラックスして副交感神経が活発になります。すると、食欲もわいて排便も促進されます。こちらは「脳プラス」といえるでしょう。

このように、脳のバランスがプラスに傾くかマイナスに傾くかによって、腸のバランスは変化します。そして、ストレスの多い交感神経緊張型の脳がストレスの多い腸を、リラックスした副交感神経優位型の脳がリラックスした動きの良い腸を、それぞれ生み出すわけです。腸のコンディションを良くしたいのなら、脳をリラックスさせるのが不可欠であることがわかっていただけると思います。

 

漢方の世界では「陰陽」という考え方で全身をとらえ、食事に関しても食品を「陰」と「陽」 に分けています。その基本は、陰性体質(冷えやすい体質) の人は身体を温める作用の強い陽性食品を摂取して身体を中庸(かたよらない状態) に持っていくこと、逆に陽性体質(熱のこもりやすい体質) の人は陰性食品を摂取して身体にたまった熟を冷まして中庸に持っていくことが、それぞれ病気改善・健康維持に必要であるというものです。

体を温める食品を意識的に食べる | 腸をきれいにして便秘解消

 

しかし、現代社会はストレスにあふれ、人間の体質以外にもストレスの作用が身体の状態を左右していると考えられます。そこで腸を中心に考えた場合、そのときの腸のストレス状態に応じて腸に有効な食品を「腸プラス」の食材、腸に無効あるいは害を持つ食品を「腸マイナス」の食材と分類しました。

この腸プラス・腸マイナスのポイントは、腸の動きの状態によって同じ食材でも腸プラス・腸マイナスが逆になることです。

その代表が玄米です。腸の動きは、心理的なストレスなど脳に関連するさまざまな原因で抑制されることがあります。働きが低下している腸を、私は「ストレス腸」と呼んでいます。

反対に、嬬動運動が活発な腸が「リラックス腸」です。玄米は、ストレス腸のときに積極的に摂取すると便が硬くなったり、腹部膨満感の症状が強くなったりと、排便状況をさらに悪化させてしまうことがあります。

ある程度改善された状態でなければ、玄米の摂取はむしろ逆効果になります。一方、リラックス腸の人が玄米を摂ると、おなかの調子をさらに良くすることが可能です。

この場合は、腸プラスの食品として玄米を摂ることができます。つまり、ストレス腸の状態では、玄米は腸マイナスの食品になるけれども、リラックス腸のときは腸プラスの食材になるというわけです。よく身体によいといわれる玄米ですが、

腸を中心に考えると、ある程度リラックス腸に移行してから摂ってこそ、その効果が発揮される食品なのです。